そして旅は始まった。〜オーストラリア回想、出費〜

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2014年10月13日 世界放浪出発の日

1年間に及ぶオーストラリア一周の旅から無事帰還し、2週間あまり。
つい最近まで、どこまでも続く地平線の真っ只中を走り大自然に圧倒され仲間と働きテントで満天の空の下で寝て。

こんなことをつい最近までしていたのが嘘かのように、平和過ぎる地元、淡々とした、東京。
まるでその1年間が本当にすべて夢みたいに感じる。あっという間で最高で素晴らし過ぎる時間だった。

 

自分のふるさとへ1年振りに戻って来て最初に思ったことはまず、

 

狭い。小さい。

 

生まれ育った見慣れた街。そして自分の家、部屋。
全てが狭く、小さく感じた。とてもとても不思議な感じだった。

日本の約20倍の面積を有し、しかし人口は約2000万人、日本の6分の1しかいない、
広大かつそのほとんどが自然、という環境にいたからだろう。

そして色んな人に「声デカくなってね?」なんてこともよく言われた。
前が小さい、ではなく、ちょっとうるさいレベルらしい。これはなぜだかよく分からん(・ω・)

 

 

この短い一時帰国中に友達や知り合い、家族ととにかく日本の「食」を堪能しまくった。

日本のメシは世界一美味い。
なんてことはよく何処からか聞いていたし分かる気がしていたが、これがマジで美味い(゚Ω゚;)

 

いちいち一口ひとくち感動しちゃう。

 

 

すべてが美味い。

ちょっと良いレストランまで行かずとも、コンビニ弁当、おにぎり。
寿司屋に行く必要も無いくらいスーパーで半額に値引きされた寿司が美味い((゚m゚;)十分過ぎる。

なんっでも美味い。家の冷蔵庫がまるで宝箱に見えてしまうのは未だかつて無い。

ジョナサンの和定食に付いている雑に盛りつけられた、
というかただ置いてみました、みたいなカスみたいな乾燥した漬け物ですら感動できる。

 

オーストラリアのメシが不味かった?からそう感じる?
というかそもそも、外食は1年間のうち10回程度(これにマクドナルド含む)。

オーストラリアの外食はとにかく高い。$10(約1000円)以下で満足いくまで食えるとこは少ない。
なので高い金を出して食べに行った事が無い。だから不味い、という理由ではないのかな。

そもそもオーストラリアにオーストラリア料理、なんてものは無いに等しくて
結局アジア料理か西洋料理のアレンジverしかなく、その国の料理を食べるという楽しみが無い(´・ω・`)
せいぜいカンガルーかクロコダイルくらいか。

 

ゆえに9割以上が自炊だった。
毎回定番の決まった安い食材で、でもそれなりに試行錯誤して美味しく食べてたと思う。

いや、確かに本当に美味しかったプラス、環境状況が更にそれをアップさせていたのもあるだろうな。

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最低限の食材、調味料で質素でも、こんな環境で食べてたらそりゃあ一層美味しく感じるよね(・∀・)

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それでもやっぱり、一番安いソーセージとにんじんと玉ねぎを炒めてチリソースぶっかけて出来上がり、
たまに本気出してカレー粉からカレー作ったりカルボナーラなど作ったりしたが、基本は超簡単手抜きディナー。

結局は食べてるもの自体はほぼ質素な物。ホントに決まった物ばかり。
これを1年間ずっと繰り返していたのだから、そりゃ日本でのたっぷりのバリエーションの食べ物に感動せずにはいられないね。

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ちなみにその1年間の旅で使った金額は、$161,255.85(当時のレートで約150万円)。

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●うち、食費が$1,741.75(約17万円)。大食いなほうだけどかなり頑張った。

●宿泊費は$3754.5(約36万円)。車中泊で車代の元を取った。

・車中(タダ)泊 119回

・キャラバンパーク 151泊

・バッパー 53泊

・シェアハウス 35泊

・野宿、バス泊 8回

●ガソリン代が$3,760(約36万円)。総走行距離2万5千キロ。燃費の良い子で助かった。

●車代は$2,500(約24万円)そして$1,900(約18万円)で売れた。
故障ゼロ、ゆえに修理費ゼロ。工賃はタイヤ交換のみ。

ビザ代、行き帰りの航空券、海外保険などなど全部含んで一番上の額。

 

そして90日間足らずの仕事で、TAX(所得税)全部返ってきて$16,303(約150万円ちょい)の収入。

これに車を売った18万円を足すと、まぁ見事にプラマイゼロどころかプラスになったのでした(・∀・)

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そんなこんなで2週間足らずの一時帰国で2キロ弱、体重が増えたのは置いといて。

 

いよいよ始まるオイラの世界放浪。あるいは流行りの世界一周?
スタートはインドネシア、バリ島。東南アジアのほぼ最南端に位置するこの場所はスタートにふさわしい。

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ここから台風のごとく北上し、まずはタイ、バンコクを目指すことにする。それ以降は完全に未定。

空路は基本使わない。
できるだけ一つの国を、深く、そして広く。地球を這ってゆく。地球を感じながら進む。

 

 

一時帰国中の準備という準備はそれほどする事は無い。

休止にしていた携帯を解約してたくさんの友達失ったくらい。
一人、オーストラリアからのお土産としてお菓子を渡そうと思って探すが見当たらず、
よく考えてみたら自分で食っちゃったことを思い出し自分に何度かビンタを浴びせるくらいだ。

そしてクソみたいな税金の対策のために住民票を抜いて、住所不定無職になったくらいだ。

 

旅はこれからが本番。オーストラリアは一応それの準備の場。初海外であったオイラの慣らしの場。

英語にも慣れ、写真のレベルも格段にアップし、
そしてなんと言っても一人で成し遂げられたという、確かな自信。この国に相当鍛えられた。

最高の練習の舞台だった。

 

旅の予算はオーストラリアの時と同じ、400万円。準備費用やアホ高い海外保険を除いて。

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世界一周の旅の資金を実際に手に持ってみました。←2013年2月に書いたアメーバブログへ飛びます

大体世界を旅する人は100〜300万だと聞くので、この数字はかなり大きいのだと思う。
ただ、これだけあっても、予算100万の人に負けないくらい切り詰める気満々である。

 

たくさんあればあるだけちょっと贅沢にちょっと豪華に。

そんなのは趣味じゃない。楽しくも無い。もっぱら貧乏旅です。
何十円、数百円でも安い宿を求めて動き回るだろう。

 

なんてったってハングリーなほうがドラマがあるしね。

 

でもオイラは本当にカツカツな旅人と比べたら、お金を持ってしまっている以上
ハングリー精神は間違いなく劣る。

「本当の貧乏旅」はできないだろう。せいぜい「なんちゃって貧乏旅」てとこか。

本当の貧乏旅はできないけど、ダイナミックな貧乏旅をしていきたい(・ω・)/

 

そもそもオイラの世界放浪は400という数字はむしろ全然足りないのだ。
あればあるだけ色んな国、色んな場所へ行きたい。

だから500万持ってようが600万だろうが、切り詰めて切り詰めて、色んな国へ、色んな場所へ行く。
1千万持っていてもそれは変わらないと思う。

 

国にもよるが、物価が安い国は一日宿泊込みで2000円、高い国で3000円の予算を目標にしてみる。

ただ最近の円安のばく進率にアタフタしてるけど(  ゚ ▽ ゚ ;)
まだしばらくはアジアにいると思うけど、今、これからの時期の長期の旅人は苦戦を強いられるんだろうな・・・

1ドル80円だった数年前が羨まし過ぎる。。

 

 

まぁ、ひょっとしたらアジアだけ回って満足しちゃって帰国、なんてこともあるかもしれないし。?

「何か」を見つけていきなり旅終了、なんてこともあるかもしれないし。?

北極南極へ行って資金が瞬殺されました、なんてこともあるかもしれないし。?

 

なんも分からない。 柔軟に柔軟に、風の吹くまま自由に。それが一人旅。

 

 

 

 

オーストラリアへ行く前と変わらない、綺麗に整頓された自分の部屋を見て、ふっ、と息を吐いて扉を閉める。
次この部屋に戻るのはいつのことやら。

でもちょっと待て。

 

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台風がオイラの出発を歓迎し過ぎてるwwww

歓迎というかもはや日本潰そうとしてるぞこの画。

 

出発は14日0時。羽田発のドンピシャなタイミング。まるで狙ってたかのよう。

こりゃ欠航でしょ。今年最大級?だかなんだか言ってるやつだし。
ニュースでも各会社の欠航が相次いでいるようだ。こりゃもうちょい日本堪能できるかな?

 

そう思ってエアアジアからの欠航のお知らせメールを待つ。

が、いつまでたっても来ないので遂に自分でエアアジアに電話したw
空港まで行って今日は飛びません、とかイヤじゃん面倒くさい。

フリーダイヤルでかけたら、色んな営業所を介して、シンガポール支店に繋がった。

すげぇ、この電話の向こうはシンガポールだなんて、なんかスゲェ。
日本人のお姉さんっぽい人が対応した。欠航でしょ?と聞くと、

 

国際線は国内線よりも高度が高く台風の更に上空を飛ぶので

多少の遅れはあるかもしれないが、飛びますよタコヤローテメー。

 

的な感じで、メールしてないんだから飛ぶに決まってんじゃん的な感じで言われたw

確かにね(・ω・)忙しいとこ申し訳ない。

 

 

そんなこんなで母ちゃん、とりあえず飛ぶらしい。

行って来るよ。

 

 

 

 

 

 

 

欠航すればもう少し一緒にいられるのに。

 

 

そんな表情の母 ──────────

 

丸1年日本を離れ、今度はいつ帰るかも分からない旅へ出る。

たったの2週間足らずのお母さんとの時間だった。

帰って来るのを楽しみにしていたようだ。それからあっという間の出発。

女手一つでオイラを育ててくれた母。
1年見ないうちに少しシワと白髪が増えた気がする。身体も小さくなったように感じる。

 

そんな母がオイラのいない間に、左右の手指の第一関節が変形して固まる
ヘバーデンなんちゃらという奇病にかかっていた。

今はまだ少しの痛み、そして動かしづらいレベルのようだが、

いつか完全に固まって動かなくなる可能性もあるらしい。

 

でも毎日たくさん動かしていれば進行を遅らせることができるみたい、ピアノでも習おうかしら。

なんてニコニコしながら言う。

 

 

それを聞いてオイラの視界は一気に、サーーっとまるでその音が聞こえるくらいに真っっ白になってしまった。

 

 

 

 

同時に身体が動かなくなる。

そしてその白いモヤのようなものの奥から、一人の男が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一人の自分だ。

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